超小型人工衛星を開発しよう!と思った時に,まず最初にすることの一つに,クリーンブースの設置があるかと思います.
なぜクリーンブースかと言いますと,精密な電子機器はホコリを嫌いますので,やはり少しでもホコリの少ない環境で衛星を取扱いたい,ということですね.
といっても,「クラス100,000」という,クリーンブースとしてはもっとも簡易なもので大丈夫らしい…,ということで,東工大では㈱ホクト総研さんのブースを購入し,設置しました!
アルミフレームとビニールシート,フィルタが届いて,自分たちで組み立てます!
静電気がたまって電子機器を壊してしまうことを避けるために,「導電性テーブルマット」をモノタロウで購入して敷き詰めました.
他大学で超小型衛星開発経験のある稲垣君が,コンセントのアースと,導電性マットを導通する作業を行いました.
つまりこれは,うっかり電子回路の両極を導電性マットに触れさせてしまうと,ショートしてしまう!!ということなので,使うときに十分注意をしないといけないですね.
とにかく,電子機器を触るときには,「リストストラップ」を使って,人の体と導電性マットを導通して(同じ電位にして)作業すれば,静電気でパチッとならない,というわけですね.
みんな,きちんと使い方を習得して,事故なく開発ができるようになりましょう!
クリーンブース設置作業,お疲れさま!!
坂本啓